電子ピアノを弾く際に、スマホに入っている曲などに合わせて弾きたいのだけど、夜間の練習だとスピーカーで鳴らせないし、困っているんだよね。
そんなあなたには、ミキサーを使って、スマホの音と電子ピアノの音を一緒にしてヘッドホンで聴くと解決です。
そうか「ミキサー」で2つ以上の音をまとめて一つのヘッドホンから出力することができるから、スマホに入れた曲以外でも、CDプレーヤーの音だったり、Youtubeの音源が入力できたりして、応用範囲が広がるね。
それに、それぞれの入力の音の大きさを調節できるから、音源ごとに音量が異なっていても大丈夫です。では早速、ミキサーをいくつか見ていきましょう。
この記事の対象者
アマチュアレベルで楽器演奏をしていて、電子楽器で夜間練習をしたい人。趣味の範囲として楽しむ程度で予算は抑え目にしたい人。
ミキサーを選ぶポイント
ミキサーと一口に言っても値段、性能がとても多岐にわたっていて、安いものだと数千円、高いものだと数十万円もするなど、選び方に悩んでしまいます。
また、あまり安いもので1000円台くらいだと、2系統の音声を合成できるY字ケーブルタイプのもありますが、レベル調整機能がないので、音源ごと音量の違いが調節できないので、自分の演奏と合わせる際にどちらかの音が大きく(または小さく)なりすぎてしまい、練習にならないことがあります。
ミキサーおすすめ3選
Maker hart Loop Mixer 5チャンネルステレオ音声ミキサー
これは、単体としても有用なミキサーなのですが、ループ接続機能があり、例えばバンドなどで各プレーヤーがこのミキサーを使って他のプレイヤーの演奏音声を入力して、次の演奏者に送信することがループ状に行うことができる機能を持っています。
入力は5系統あり、出力はヘッドホンで聴きながら録音ができる2系統あります。
色も白でデザイン的にも白い電子楽器に合います。
入出力端子がミニプラグなので、接続がコンパクトになりますね。
Moukey オーディオミキサー 4チャンネル usb DC 5V超低ノイズ サブミキシング用 ラインミキサー 小型ミニオーディオミキサー クラブ/バー/マイク/ギター/ベース/キーボード/ステージミキサーに適用 MAMX1
最小限の機能に絞った機種で、お値段もお手頃です。楽器で弾く、音源と合わせて聴くという目的に特化すれば、これで十分な機能があります。ボリューム調節が各入力と、出力の両方で調節できるので、細かな音量調整ができます。
また、入力音声がモノラルかステレオかをボタンで切り替えできるので、出力の際に左右両方の音声出力がなされます。
ただ、出力が1系統なので、ヘッドホンで聴きながら録音したい場合は別途スプリッターなどを通して分岐する必要があります。
audio-technica ポータブルマルチミキサー AT-PMX5P
こちらも4チャンネル入力ですが、別途1系統ライン入力があります。また、ヘッドホンに出力しつつ、演奏の様子を録音できるラインアウト端子もあります。
また、電源が乾電池が使えるのもポイントが高いですね。
楽器演奏だけでなく、映像編集の音声の合成や、オンラインイベント実施など応用の幅がとても広い機種です。
他に接続に必要なもの
プラグサイズ変換コネクタ
Lightning-ミニプラグ変換(iPhoneなどの場合)
最近の機種はヘッドホン出力が無いものが多いので、スマホからの音声出力を音源にしたい場合は必要です。
3.5mmミニプラグケーブル
長さはお好みで選ぶとよいでしょう。また、長さの異なるケーブルを複数本まとめて買っておくとよいでしょう。レイアウト変更などに臨機応変に対応できます。
ヘッドホン
今回の記事では触れませんが、ヘッドホンはお好みで選んでください。
長時間練習をする場合は、蒸れたり締め付けがきつい、外れやすいなどは集中力をそぐので、様々なタイプを試してみるのが良いでしょう。
おまけ:iPhoneで演奏の様子を録音したい
ミキサーからの音声出力→アナログキャプチャーケーブルでデジタル化→iPhone用カメラアダプタ→iPhone(lightning)という流れで、iPhoneに音声入力ができるようになります。
これにより、iPhone標準アプリの「ボイスメモ」で録音ができるようになります。
演奏の記録を手軽に振り返りたいときに便利です。
iPhone用 lightning-カメラアダプタ
純正でなくとも動作はしますが、今後のOSのバージョンアップで使用できなくなるリスクはあります。
アナログキャプチャケーブル
アナログ音声をデジタル化する汎用的なデバイスなので、パソコンへの音声入力などにも使えますよ。
まとめ
いろいろな機種があるけれど、目的を明確化すれば安い機種でも役立ちそうな気がしてきたよ。
価格的に上を見ればきりがないけれど、何をしたいかが決まっていれば、自分に必要な最小限の機能を持つ機種でいいと思います。
そこに不満が出てきたら、アップグレードを検討しても良いと思います。
よし、これで練習にも身が入りそうだ。あれこれ悩む時間は最小限にして、練習に励もう。
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